歯周病とは

歯周病とは、歯肉・歯と歯槽骨を結んでいる歯根膜・歯槽骨など、歯の周囲の組織の病気です。歯周病は成人の大半の方がかかっています。
初期ではほとんど症状がないまま病気が進行し、ある日突然歯が抜けてしまうという恐ろしい病気です。

歯周病に侵された状態
歯周病は進行の度合いによって次のように分けられます。

1 歯肉炎(①の状態):歯周ポケットが3~4mm
歯肉が赤く腫れ上がってしまい、歯ブラシなどで歯肉から出血しやすくなります。
2 初期歯周炎(②の状態):歯周ポケットが4~6mm
歯肉が赤黒くなってしまいます。口臭がひどくなり、口の中が粘っこく感じられます。
3 中期歯周炎(③の状態):歯周ポケットが6~8mm
歯が動くようになり、咬みづらくなります。歯肉に膿がたまり、急激な痛みが生じてしまうことがあります。
4 後期歯周病(④の状態):歯周ポケットが8~10mm
歯槽骨が吸収されて、歯が支えられなくなります。
歯がグラグラ動いてしまい、自然に抜けてしまうこともあります。